私の好きなネクタイの一本に、世界的デザイナーの三宅一生さんのものがある。
その三宅氏は、ニューヨークタイムズ紙で、自らの広島での原爆体験に触れた。
いままで、三宅氏は、そのことを伏せていた。
なぜか?彼はいう。
「“原爆を生き延びたデザイナー”といったレッテルをはられたくなかった」
では、なぜいま、原爆体験にふれるのか。
それは、「核兵器を使った唯一の国として、核なき世界を目ざす」と訴えたオバマ米大統領に、広島訪問を呼びかけるためだという。
三宅氏が被爆したのは、7歳のとき。いまの、私の息子と同じときである。そして、三宅氏は、最愛の母を、被爆してから3年後に亡くした。今でも、真っ赤な閃光(せんこう)に続いて黒い雲があがり、人々が逃げまどう姿をはっきり覚えているという。
幼少のころ、奇跡ともいえる状況下で命を拾い、その後、世界のトップレベルまで駆け上った彼は、いま、新たな世界平和を築くための架け橋となる。
今年も間もなく、原爆が投下された8月がやってくる。
誰かがいった。
「怖いのは、それを風化させてしまうこと」 だと。
私は、ますます、「イッセイ・ミヤケ」のネクタイが手放せなくなった。
そこには、彼の生きざま、信念、そして平和への想いが込められているからだ。
ISSEY MIYAKE is a designer in the world.
He is, when the Second World War, the bombing of Hiroshima.
Until now he was silent now, they would also want to work to build a world of peace.
Even now, people who suffer from the legacy of the war.
And now the outbreak of the war.
As the world peace.
And to return the smiles to the children.
World is connected.
A lot of love.