本日、父は、自分たちが手配した救援物資が、無事に被災地に届いたことを知った。
東北地方太平洋沖地震。
この地震の名を、父は、一生忘れることがないだろう。
本日現在、犠牲となられたかたたちは、6911人。阪神淡路大震災の6434人を抜き、国内で戦後最悪の災害となった。
それだけでない。今もなお、37万人をこえるかたたちが、避難をしている。国内最悪の「レベル5」。福島原発事故は、米スリーマイル級の事故となり、新たな避難民を生み出している。
ラジオをかけたら、アナウンサーがいっていた。
「今回の地震で、犠牲になられたかたたちの分まで、私たちが生きよう。いま、私たちが目の前の仕事を一生懸命やれば、必ず、東北へとつながり、いつか復興する」と。
そのとおりだと思う。
今回の救援物資で、被災地の方は、何より灯油を喜んでくれた。
春だというのに、東北地方は、まだ寒い。
一昨日は、雪も降った。
やがて、寒い冬が明け、遅い春が、東北地方にも訪れる。
きっと、今年も。
父は、仙台の地を何度も訪れたことがある。
また、今回、被災を受けた宮城、青森に、研修で一緒だった仲間がいる。
そう、思うと、今回の東北での地震が他人ごとでない。
三春町の美しい櫻が咲くころ、少しでも事態がよくなってくれればと、ただ、祈る。
今、私たち日本人の潜在的な強さ、絆の強さが試されている。